▽先日、映画「寄生獣」前・後編を纏めてレンタルで観賞しました。
併せてHDDに保存してあったアニメ「寄生獣 セイの格率」も一気見し、現在完全版を絶賛再読中なのです。
映画は一応まとまって入るものの、前編をしっかりとやった所為か、後編ラスト付近で外せないEPが渋滞を起こしてる感じでしたね。
時間の関係上いろいろ設定が変更されているのは仕方の無いことですが、やっぱりお父さんが居て欲しかった。
でないとその後の警察との関わりに説得力が無いような・・
後編の冒頭、脈絡も無く殺人犯浦上と面会しちゃってるし、それについて何の説明も無かったのは頂けない。
やはりお父さんは削るべきではなかった、その為に宇田さんも削られちゃってますし残念。
さてアニメの方なのですが、原作の乾いた雰囲気の絵柄から遠ざけ、現代的にしたのははなぁ、 作者の岩明先生には変更の許可貰ってるみたいですが、余り意味無いような
終盤の季節を変えたのも、悲壮感を出したかったのでしょうかね?
そしてオリジナルキャラ(↑)の同級生ですが、終始なんの為に居るのかわからなかったなぁ。
てっきりAか島田の時に殺されちゃうのかと思ってたけど、何も無いままちゃっかり最後まで居るし。
なにか重要な台詞でもあるのかと思いきや何も無い、まったくの謎でした。
で、映画とアニメ観賞して原作を読み直して見た所、やっぱり原作が一番と感じましたとさ。
映画は仕方ないとしても、アニメは何故原作どおりにしなかったのかまったく謎。
原作をそのままアニメ化しても意味が無いという意見もありますが、色・音・声が付いて、キャラクターが動くという時点ですでにそのままじゃないのですけどね。
表現の関係上多少手を加えたり規制するのは仕方ないにしても、やっぱり原作通りにやって欲しいのがファンとしての本音ですね。
※以下は私のお気に入りカット。
感情というものを持たなかったミギーが、新一との別れで初めて感情を表した貴重なシーン。
確かに、こういう人って結局自身の承認欲求だったりするのかも。
夢の中で新一に別れを告げたミギーに、もうでてこない右手に叫ぶ新一。
人ではないですが、ミギーは新一にとって「心の友」だったのかもしれないですね
絶望の淵で、心の中で新一に語りかけるミギー。
ちょっと微笑んでいるようで、台詞回しも「やれやれしょうがないな」という感じがでていて嬉しくなります。
台詞も何も無いカットなのですが、親友や仲の良い兄弟のような雰囲気が凄くいいですね。
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