▽最近またアニメで人気の「ゲゲゲの鬼太郎」ですが、私が幼少期にコミックボンボンで連載されていた「最新版 ゲゲゲの鬼太郎」をブックオフの108円コーナーで見かけたので購入してきました。
全四巻なのですが、当然の事ながら最終巻だけはプレミアが付いてる為か姿は確認できず、三巻までを購入しました。
平成最初の鬼太郎で第三期放映されていた時期に連載されていた本作。
この頃私はアニメは見ておりましたが、コロコロ派だったのでボンボンは見チェックでした。
確か当時は、マガジン版が書店で見かけたので買い揃えた記憶がありますね。
さてアニメ一・二期は妖怪が悪さをしたり怪現象を解決するのが基本だった鬼太郎でしたが、三期になって時代に合わせたのか敵役の妖怪が登場する運びとなりました。
鬼太郎でこの設定が付けられてから以降の妖怪マンガでは、ぬらりひょんがボスだったり主人公だったりする事が多くなりましたね。
そしてマガジン版の頃と比べると、大分顔つきが悪役らしくなりました。
余りの変貌振りに子泣き爺もびっくり。
マガジン版での鬼太郎で原始時代に送られたぬらりひょん、どうやって現世に現れたのでしょうか?
単純に二億年生き延び、現代に戻ってきたのでした!!
妖怪は長生きといいますが、ある意味執念でしょうね。
長い時代を生きながらえただけに、人間の悪いエネルギーで覚醒したぬらりひょん。
それでこんなに悪人面になってしまったのでした。
元々持っていた鬼太郎への恨みでしたが、原始時代から現代に至るまでに人類に幽霊族が滅ぼされたのを見てきたので、何故人間と仲良くしているのかと鬼太郎を攻め立てます。
取り繕う鬼太郎が必死すぎます。
ねずみ男に同意を求めようとするまで、形振り構ってられないという事ですかね?
ここで貸本時代の「墓場鬼太郎」の設定を持ち出してくるとは!!
確かにマガジン版の後半の巻には「墓場鬼太郎」も収録されていましたが、私は当時別物と考えていました。
再放送の二期アニメ版も見てましたし、墓場の頃は余りに悪すぎましたからね。
ぐうの音も出ない鬼太郎は遂に泣いてしまいます。
凄い力を得て妖怪総大将となったぬらりひょん様ですが、これは大人気ない気もしなくは無いですね。
まあなんやかんやで、結局最後は鬼太郎の反撃にあい、生き埋めにされてしまうのでした。
それにしても水木サンの作風と微妙に違うなと調べたら、一巻は水木しげるとなっていますが、基本はアシスタント達の水木プロダクションの製作なんですね。
二巻以降は原作:水木しげる/水木プロの表記となり、三巻では水木プロ作品となっていますね。
プロダクション作成なのか、割りとアクションの激しい作品となっている「最新版 ゲゲゲの鬼太郎」最終の四巻がプレミアで、四・五千円位するので見かけたら手に入れたいですがそれは財布と要相談しないといけません。
というか出合えるのかも疑問ですね、それでは次回の講釈で。