▽何故かブックオフの108円コーナーで、藤子・F・不二雄大全集の「パーマン」1・6巻を見かかけたので迷わず購入しました。
あらすじ
勉強もスポーツも苦手な小年・須和みつ夫は同級生のガキ大将カバ夫に年賀状を取られ近所の空き地でしょぼくれていた。
その時空地の草むらで昼寝をしていた宇宙人のスーパーマン(後の単行本ではバードマンや超人等に変更されている)からパーマンセットを貰い正義のヒーロー・パーマンとして活躍する物語です。
基本はコメディ調の作品なのですが、改めて読むとヒーローである秘密を守る少年の葛藤・矛盾に立ち向かう強さ・本当の正義とはなにかをコメディの中に織り交ぜながら学ぶことのできる上質な作品です。
私が初めて読んだ1巻では上記四コマ目のみつ夫くんのセリフが、「〇〇病院から脱走してきたんだね」になっていましたが、新書&全集&コンビニコミック等では「からかってるんだね」や「映画の宣伝も大変だね」に変更されています。
当時みがわりのコピーロボットが欲しいと思った少年少女も多いのではないでしょうか?
また現在では最後のコマの「動物に変身させる」が設定になっていますが、オリジナルだと「脳細胞破壊銃で廃人にさせる」と結構恐ろしいことを言っています。
物語の展開上ですが、バードマンと別れて直ぐ旅客機が墜落しそうになっているのをさっそくパーマンになって救うみつお夫くん。
パーマンの大活躍で興奮する友達達ですが、秘密を洩らせないのがヒーローの辛い所ですね。
これはコピーロボットの服と取り換えれば良かったのではないか、と子供心に思いましたがそこに気づかないのがみつ夫くんたる主人公なのでしょうね。
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