▽つのだじろう先生が作画から外され、「空手バカ一代」の続きを描いた事しか知識としては無かったのですが影丸譲也先生の「処刑列島」をブックオフで各108円で全巻手に入れました。
あらすじ
警察官である柴淳二は交通事故にあった妻子を医療機関の内紛で見殺しにされる。
しかしながらその内紛の裏には市長と医師会会長のドス黒い謀略があったのだ!!
柴淳二は妻子の復讐と、市長と医師会会長の黒い関係を暴露する為復讐の鬼と化すのであった!!!
昭和57年の発行という事なのか、こういった復讐系バイオレンスマンガでお馴染みでの設定ですが、元々只の警察官だった主人公がやたらめったら強いのに理由が説明されないのはどうしたものか。
まあ娯楽作品なのでそういうところを突くのもヤボって物ですがね。
ジャッキー・チェンの映画で、修行してなくても、暴力と無縁の世界の人間でもジャッキーなら強いって言うのと同じですね。
ラストの落ちも主人公はギリギリ人として踏みとどまりますが、そこに至るまでの行動で逮捕され刑務所へ、告発された市長は逮捕・医師会会長は自殺と結構救いの無い終わり方になっているのは当時としては珍しいかもしれませんね。
全三巻で復讐の目的は果たせていますが、もう少し淳二と妻子との仲睦まじい関係性を描いて貰えた方がもっと淳二に感情移入できたかと思います。
最近の復讐系マンガだと「恨み屋本舗」シリーズや「外道の歌」などが人気ですが、こういったアクションに力の入った復讐系(映画ですが「ランボー」や「コマンドー」といった)作品が読みたいですね、面白いのですがどうしてもジメッとした感じでやや陰鬱になっちゃうのですよ。
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