▽外出自粛期間もやっと解除されましたが、まだまだ今までの様に気軽に出かけるのは憚られるこの頃。
普段の休日ならばマンガを探しに書店や古書店に出掛けていたのですがそれもままならず、春公開だった映画も延期になったし、自粛期間中から退屈な子供の為に「大長編ドラえもん」のマンガ原作も5タイトルが無料公開となったのと併せて、あえてマニアックに「ドラえもん百科」を今回は紹介させていただきます。
監修は藤子・F・不二雄先生ですが、作画は元藤子プロでアシスタントを務めており「アカンベー」や「のんきくん」で知られる片倉陽二先生です。
連載されたのはコロコロコミックの創刊号からで、テレビ朝日でのアニメ放送も始まった時期でした。
元々色々な雑誌で紹介された設定を、片倉先生ならではのオリジナル設定を交えて描かれたものですが、後にアニメにもここで生まれた設定が公式として取り入れられたり、また取り入れられたものの後年変更されたものもあるので見返すと大変興味深いです。
この名前の件は意外と残ってるみたいですね、でも元々黄色だった色が青になったのはこちらでは「ネズミにかじられなくなった耳の後を見て青ざめたから」という設定がアニメにも取り入れられましたが、後に映画「2112年 ドラえもん誕生」の映画で設定が耳を失くして気持ちを切り替えようとするも、間違えて「悲劇のもと」を飲んでしまい三日三晩泣き続けメッキがはがれ青色に、更に声もガラガラ声になったと変更されています。
またドラミちゃんのボーイフレンドなんかもここだけの設定みたいですね。
因みに左下のおじさんは片倉先生ご本人の自画像。
ドラえもんと当時のロボット達との性能比べなんかもありますが、結構豪華ですよ。
ゲッターロボとパワー比べしたり。
同じくゲッターロボやダルタニアス、更には「スターウォーズ」のC-3PO達とハンサム比べや身長比べが今では考えられない豪華な面子ではないでしょうか?
もうこんな事は出来ないでしょうねぇ。
因みにこの比べ対決では最終的に仲間やパイロットで、のび太くんが引き合いに出され見事に落ちています。
どらみちゃんの一日ででたドラえもんの一日が、外出自粛期間中の自分と重なり泣けてきました。
自粛期間中でなくとも休みの日はこんな感じで余計に辛い。
そして片倉先生のハンサムドラえもんですが、原作で登場したうそつきかがみのドラえもんよりもハンサムだと思います。
2巻最後にはなんちゃってな新聞が掲載されていますが、その中でのTV欄の番組紹介はかなりギリギリの内容でせめてるなぁ。
改めてコロコロコミック創刊とテレビ朝日版のアニメの人気が凄かった事が再認識で知れ、ちょっと昔のTVシリーズや映画も見たくさせてくれる作品でしたが、再販は出来ないんでしょうねぇ・・・
それでは次回の講釈で。