▽ここ数年では「鬼滅の刃」がマンガもアニメも爆発的なヒットに恵まれ、コロナ禍の巣籠り需要でマンガも注目度が上がった感じがします。
だもんで最近はブームになりそうな作品を聞かれることが増えましたが、もう既にブームになってる「呪術廻戦」や「SPY✖FAMILY」に「東京卍リベンジャーズ」さらにはもう直ぐアニメで爆発的ムーブメントを起こすであろう「チェンソーマン」なんかは、メディア展開が広くされていて今までのブームに乗り遅れた方からはやや乗り遅れでハードルが若干ハードルが高いと言われるので、今回はまだメディア化はされていないが私的に要注目の週刊少年ジャンプの作品を紹介させていただきます。
一つ目は現在単行本が8巻まで発売されている、鈴木祐斗先生のソリッドアクションマンガ「SAKAMOTO DAYS」です。
一見太ったおじさんが主人公?となりますが、このおじさん実はかつて伝説と呼ばれた殺し屋で、コンビニで見かけたお姉さんに一目ぼれし結婚>引退となり平穏な日々を過ごす事で太ったという落ちですが、殺し屋時代に培った技術は衰え知らず。
引退したことをよしとしない組織が差し向けた殺し屋や、家族に危害が及びそうな事故を華麗なテクニックで回避します。
アクションが素晴らしく作者の鈴木先生がかなりのアクション映画フリークで、サカモトを含めキャラ達の動きがアクション映画的で見せ方が実にうまいです。
まだメディア化はされていませんが、近年のジャンプ作品のアニメ化される率を考えると間も無くだと思われるので、アニメ化で話題になる前に興味がありましたらチェックしてください。
現在WEBのジャンププラスでは、3話まで無料で読めますので単行本を買うのに躊躇してる方はそちらで確認してみるのもよいのでは?⇩
「SAKAMOTO DAYS」連載前に発表された読み切り「骸区」も面白いのでお勧めです
このお爺ちゃんが実は・・
二つ目の作品は来月に2巻が発売される原作:末永祐樹 作画:馬上鷹将先生の女子高生と落語のお話「あかね噺」です。
ジャンプで女性主人公、そしてテーマが古典芸能という事に付け加えて、作画の馬上先生が過去にジャンプではもはや鬼門となっているサッカーマンガで打ち切りをくらっているので連載当初はかなり不安視されましたが、蓋を開けてみると原作がしっかりしている事と、馬上先生の作画が雰囲気とマッチしていて「落語」が解りやすく読みやすい作品となっています。
新連載開始の時の巻頭扉絵から分かるように、父親が落語家で昇進試験で念願の真打ちになると思われたのですが・・・
審査員の大師匠が告げた言葉は全員が破門!!
会場の観客や一門の人間は合格すると思っていたから大パニック!!
このお話立川談志師匠が実際に行った事がるみたいですね。
談志師匠の場合は「これだけ長い事やって目が出ないなら早い内に別の仕事を」といった意味合いから破門を言い渡したみたいですが、この作品ではまだ破門の理由が分からないので、それの意味を知ることが作品の最初の目標みたいですね。
父親が破門され一般職として働き出しましたが、父を尊敬し落語を愛していた主人公の朱音は高校生になって落語家の道を目指すといったところでお話が動き始めます。
一見「落語」というちょっと敷居が高そうな感じがしますが、作品を演じるシーンごとにその落語自体の解説が丁寧に入るので、ストレスなく読み進める事ができます。
年末までに単行本は4巻まででるかな?といった具合ですので、まだファンの数もジャンプ作品では少ないほうだと思えますし、今の内に読んでおくのが良いと思われます。
こちらも現在ジャンププラスにて3話まで無料で読む事ができるので、落語はちょっと敷居が高いかな?と思われる方は一旦チェックしてみると良いのではないでしょうか?
さて今回は「SAKAMOTO DAYS」と「あかね噺」をご紹介させていただきましたが、今後もこれから要注目の作品は紹介出来たらと思います。
それでは次回の講釈で。