星のくにから、パンパロパン
▽2016年の「オバケのQ太郎」からコンスタントに小学館から新装版として再販されている藤子・F先生の作品群。
先月から「ウメ星デンカ」が刊行スタートしたので早速購入しました。
但し、あくまでコミックスの新装版となるので、全てを読むのであれば全集版をオススメします。
もう直ぐ2巻も発売されるので、その前に1巻の紹介をさせていただきます。
あらすじ
故郷のウメ星が爆発してしまい、カメ型宇宙船にのってはるばる地球まで逃れてきたウメ星国王一家。
そんな彼らを住まわせることになった、太郎くんたち中村家の日常コメディ。
因みに前作は「21エモン」で、未来を描いた非日常だったのですが人気はいまひとつ。
この作品で原点に立ち戻り、お馴染みの日常に非日常なキャラクターがいる作品だったのですが これまた1年ちょっとで終了・・
非常に残念な結果を迎えているのですが、この作品に登場する何でも出てくる便利なカメ型宇宙船は、この次のヒット作へとつながる原点になっているので、まだ見たことの無い方はチェックされると宜しいでしょう。
夜空を見上げ円盤を探す太郎小年。
遂に念願の円盤を見つけるものの、墜落の衝撃で気を失ってしまいます。
翌日円盤の事を家族や学校の友達に話すも、まるで信じてもらえませんでした。
怒った太郎くんは、一人で円盤を探しに出かけます。
円盤が落ちたと思われる地点を探し回ると、木々がなぎ倒されている場所を発見。
遂に円盤発見かと思いきや・・埋もれていたのは汚いカメでした。
円盤でなかったことにがっかりするも、これが降って来たのか?と、カメを家に持ち帰る太郎くん。
家まで持ち帰ったカメの中から突然、三人もの人間が現れたではありませんか!?
太郎くんを無視して「汚い部屋だ」「これからここに住む」など勝手なことを言い出す三人。
不思議な力で太郎くんの部屋を片付けてしまいました。
三人は勝手にお風呂に入ったり、ご飯を食べてしまったりとやりたい放題。疑われた太郎くん、犯人は宇宙人だといっても信じてもらえません。
やっと三人と顔を合わせたお父さんお母さん。
三人はウメ星という星から来た王様・きさき・デンカと名乗ります。
ようやく太郎くんの話を信じた両親は、出て行くよう三人に言うのですが・・
初めは住むことに反対していた両親でしたが、彼らの住んでいた星が爆発し命からがら散りじりに逃げたことを知ると、住むところが見つかるまで同居を許してくれるのでした。
しかし彼らは王族で、地球の常識を持ち合わせていないので夜中に挨拶に回ったり、近所の人たちに迷惑をかけて回るのでした。
それでもその不思議な力で太郎くんを助けてくれるのですが・・
はてさて宇宙人の王族一家と過ごす事になった太郎くん。
大体は浮世離れした王族一家がトラブルの原因となるのですが、これから太郎くんのドタバタな日常がはじまります。
2巻以降には「21エモン」でお馴染みのゴンスケも登場しますよ。
まもなく2巻も発売となる「ウメ星デンカ」、まだ未見の方は是非一度ご覧ください。
それではまた、次回の講釈で・・・。