根性、根性、ど根性
▽少年ジャンプで連載されアニメになったり、何故か2015年には実写ドラマにもなった「ど根性ガエル」が傑作セレクション版として復刻されるそうでビックリしました。
ジャンプから刊行された単行本は既に絶版ですし過去に刊行されたコンビニ版は、80年代や90年代のジャンプ作品のコンビニ版の様に再刊行の予定は無さそうですし、ドラマのお陰でやっと重版された文庫版は全2巻で元々の単行本全27巻の収録話数には遠く及ばないし、電子版は全巻あるけど紙版がやっぱり好きですし修正されたりしてたら嫌だなぁ・・と思ってたところに復刊の朗報が!!
喜び勇んで確認したものの、文庫版には収録されてないEPが多いのですがそれでも収録話数は文庫よりも少ない17作品で、文庫に収録されていないのはそこから14作品・・・
カラーは再現されている様なのですが、それよりも全巻を復刊して欲しかったなぁ。
アニメの印象が強く、ひろしと番長のゴリライモとの決闘で弾き飛ばされたひろしがそこにいたカエルを押しつぶしてピョン吉が平面ガエルになってしまった印象が強いですが、原作だと単に転んでピョン吉になってるんですね。
それにしてもこの最初のピョン吉の可愛くない事と言ったら。
張り付いたカエルを洗濯して取ろうとするものの取れないので、それならばそのまま着ておこうというひろしくん、器がデカイのかはたまたズボラというのか。
平面ガエルになった事で何故か喋れるようになったピョン吉とひろしの奇妙なでコミカルな共同生活が始まりますが、時にはケンカもしたり
カエルの彼女の幸せの為に身を引くピョン吉の漢気に涙したり・・
古い作品なので多少現代では問題になりそうな表現もあったりですが、傑作セレクションとは言わずに、できれば次は全巻復刊して欲しいと切に願うばかりです。
相変わらずコロナで思うようにいかない日々が続きますが、ピョン吉にならって「根性、根性、ど根性」の精神で暗くなりがちな日々を乗り越えて行きましょう。
それでは次回の講釈で。
【公式】ど根性ガエル OP「ど根性ガエル」 “THE GUTSY FROG “(1972)
【公式】ど根性ガエル ED「ど根性ガエルマーチ」 “THE GUTSY FROG “(1972)
【公式】ど根性ガエル ED「ど根性ガエル音頭」 “THE GUTSY FROG “(1972)
【公式】ど根性ガエル 第1回「ピョン吉誕生の巻」「平面ガエルはつらいよの巻」(1972)